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ブラジルが生んだ「変態作曲家」 エルメート・パスコアールという唯一無二の音楽家

2026-07-03
先日のサッカーワールドカップ、日本対ブラジル戦。

惜しくも日本は敗れてしまいましたが、ブラジルのプレーにはやはり独特のリズムと自由さがありました。
そんな「予想を超えてくるブラジルらしさ」は、音楽の世界にも存在します。
その代表格ともいえるのがブラジルが生んだ奇才、エルメート・パスコアールです。

「この人、何を考えているんだろう?」

初めてエルメート・パスコアールの演奏を見たとき、多くの人がそう思うはずです。ちなみに、私が彼を初めて知るきっかけになった曲は「Feira de Asakusa (Asakusa Market)」でした。

ブラジル音楽界の巨匠でありながら、日本では「知る人ぞ知る存在」。しかし、一度その世界に触れると、忘れられない強烈なインパクトを残してくれる音楽家です。

彼はピアノやフルート、サックスはもちろん、やかん、おもちゃ、動物の鳴き声、水の音、さらには人の話し声まで、あらゆるものを音楽へと変えてしまいます。
普通なら「楽器じゃないでしょ」と思うものでも、エルメートにとっては立派な楽器。まるで世界中の音が彼の作曲素材になっているかのようです。

だからこそ、日本の音楽ファンからは親しみを込めて「変態作曲家」と呼ばれることもあります。もちろん、これは悪い意味ではなく、「常識を超えた発想を持つ天才」という最大級の賛辞です。

彼の楽曲は、ジャズ、ブラジル音楽、クラシック、民族音楽が自由自在に混ざり合い、次に何が起こるのかまったく予想できません。それでも不思議と美しく、どこか温かみを感じるのがエルメート・パスコアールという音楽家の魅力です。
世界的ジャズトランペッターのマイルス・デイヴィスも彼の才能に惚れ込み、作品を取り上げたことは有名なエピソードです。世界のトップミュージシャンたちからも、その独創性は高く評価されています。

最近はAIが音楽を作る時代になりましたが、エルメートの音楽を聴くと「人間にしか生み出せない発想」がまだまだあることを実感します。

音楽理論だけでは説明できない自由さ、遊び心、そして生命力。

もし「最近、同じような音楽ばかり聴いているな」と感じているなら、一度エルメート・パスコアールの世界をのぞいてみてください。
きっと「音楽って、こんなに自由でいいんだ」と、新しい発見があるはずです。
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